2011年8月17日
17日は、『平成23年7月新潟・福島豪雨』の災害現場と柏崎刈羽原子力発電所の視察を行いました。
7月末の豪雨により河川の氾濫が起こった三条市五十嵐川は、7年前の7月13日にも豪雨により河川が氾濫し
甚大な被害を受けました。
その後、護岸工事が行われましたが今回決壊したのは残念ながら護岸工事が行われなかった場所でした。
氾濫から18日しか経過していないため、被害の生々しい痕があちらこちらに残っていました。
柏崎刈羽原子力発電所では、現在稼動している6号機・7号機の原子炉格納施設を視察しました。
この場所で核分裂が行われているとは思えない程静まり返っていました。
この柏崎刈羽原子力発電所で作られた電気は東京電力管内の20%を占めています。
首都圏が電気を使用することにより地方にリスクを押し付けて来ました。
この夏の15%節電により電気の有難味を強く感じました。
節電により労働体系が変わったりと我々の生活に少なからず影響が出ました。
また、これからも節電が続けば日本の産業活動にも大きな変化が出ます。
原発は危険だから全部停めてしまえ!と一概には言えません。
原子力は大変危険なものであり、人間が簡単に手懐けられる物ではない事。それ故に
あらゆるリスクを想定しておかなければいけないと強く感じました。