2011年8月8日

防災警察常任委員会で、横須賀にある港湾空港技術研究所と金沢区の東京入管管理局横浜支局を視察しました。
 
「独立行政法人 港湾空港技術研究所」は港湾・空港施設の高度化に関する研究や海域の保全、津波・地震災害の防止・軽減に関する研究などを行っています。
今回は短時間の視察だったため、施設内にある波浪計や人工津波実験施設での津波実験のみを視察しました。
波浪計は井戸を掘り、その井戸を海を横穴で繋げ、海面が上昇するとその横穴を伝って海水が井戸に入り込み
水位の上昇が確認出来るといったもので、津波を観測する役割もあります。
仕組みが異なるGPS波浪計が全国の海岸に配置されていますが、関東近辺の海には配置されていません。
関東方面で津波が発生する可能性が低いことから今までは配置されていませんでしたが今後検討が必要です。
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人工津波は津波を上から見たため、通常の波と違って海水全体が上昇する津波は発生が分かり難いものでした。
只、津波が壁に当たる衝撃と引き波にはすごい力を感じました。
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『東京入管管理局横浜支局』は外国人の出入国管理を行っている所です。
入管管理局の努力により不法残留者の数はピーク時の平成5年(29万9千人)から比べ平成23年は1/3以下の
7万8千人へと減少しています。