2011年11月16日
産業振興・地域活性化特別委員会で県外視察を行いました。
初日は、北九州市のウォタープラザ北九州と財団法人北九州産業学術推進機構の視察です。
ウォタープラザ北九州は下水や海水から再利用生産水を造水するシステムの開発を行っています。
水の星ともいわれている地球ですが、淡水はわずか2.5%としか存在せず、2050年には
水不足に直面する人口は10億人にも達し『21世紀は水を巡る争いの世紀』とも言われています。
日本は水資源には恵まれていると安心してはいられません。
日本は多くの食糧を海外から輸入していますが、その食糧を生産するには沢山の水が使われていて
ある意味日本は水の輸入大国でもあるのです。
また、日本の水道技術は世界でも名だたるものです。しかし今水道整備から維持・管理と言う時代になってきており、水準の高い技術を伝承する機会がなくなってきています。
この水道技術が伝承できるような取組は今後北九州市が行う様ですが、海外で水循環システムを整備する際技術の伝承や現地での指導などが行えるような機会作りも合わせて行って欲しいものです。
北九州産業学術推進機構は産学連携を推進し、新産業の創出を目指しています。
自動車メーカーを連携を持ち、実際の自家用車で使用しているエンジンを解体するなど
企業との連携がなければ行えない実習もされています。
カーエレクトロニクスコースの就職率は100%というのも驚きです。