2012年4月12日
川崎市高津区にある、日本理化学工業㈱に視察に行きました。
この会社は全従業員74名の内55名が知的障がい者であり、
会社の商品である炭酸カルシウム製チョークは国内シェア
30%以上を占めています。
会社内で働く障がい者の方々の夢中で、誇らしげに一生懸命働く姿が印象的でした。
皆さん働くことで周囲の役に立ち周囲に必要とされていることに喜びを感じています。
また、働くことはリハビリ機能もあり、最初は周囲の人とコミュニケーションを取るのが
苦手だった方も仕事を通じ、コミュニケーションを取れるようになったとのことです。
数字を理解出来ない、字を読めない方でも道具の工夫によって
自分達だけで作業をすることが出来ます。
(赤いバケツの原料は右側の計量器で量るとき時、
赤い重りを使い、青い原料は青い重りを使います。)
障がい者の自立支援のためには働く場が必要ですが、受け入れる企業が少ないのが現状です。
中小企業が障がい者の方々をもっと受入れられるような制度が必要と考えます。