2012年11月9日

9日(水)には、先ず「生水の郷」針江で、湧水を炊事や飲料水など日常生活に
利用できる「川端(かばた)」を視察しました。
かばたの仕組みは、地下水をくみ上げ、壺池にためます。その壺池では
野菜などを洗います。
壺池から流れ出た水は端池にたまり、そこでは鍋や食器などのすすぎ洗い、
また鯉を飼うなどして出た残飯を食べて貰い、外の水路に流れ出る水を
出来るだけきれいな状態にします。
その水路は町中を流れ、「川上の人を信頼し川下の人を思いやる」気持ちで
大切にされています。
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(かばた)

「かばた」をテレビで取り上げられたことで、多くの観光客が町を
訪れることとなりましたが、見知らぬ人が町を訪れることで
子供たちの安全が脅かされる問題も起こり、そこで地域内の有志により
ボランティア「針江生水の郷委員会」が設立され、ガイドとして
町を案内することとなりました。
観光客が訪れることで地域でもかばたの貴重さが見直されたり、
水を綺麗にしようという活動も高まったそうです。

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(針江生水の郷委員会のボランティアによるガイド)

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(町を流れる川は本当に綺麗です)