2014年8月28日
視察最後の場所は在宅医に積極的に取り組んでいる「医療法人ナカノ会」です。キュア(治療)からケア(生活)を優先させるのが在宅医療である、その概念を医師や家族に共有して貰う事。在宅医療は「医師の覚悟」「家族の覚悟」が必要ですが、なかなか覚悟を持って貰う事が難しいのが現状です。しかし、在宅医療に取り組んでいる中野医師の話や活動している姿を見ると、病院で行われているシステマティックな医療ではなく、在宅医療は患者がより良い終末期を迎え実りある人生に完成させる手伝いを担っている事を感じます。「在宅医療医療を経験すれば医師は『キュアからケア』への概念を持つ」と言う言葉は中野医師の経験の現れなのでしょうか。