令和6年度当初予算「安全で安心してくらせる神奈川の実現へ向けた施策」に注目

施策のポイント

施策のポイントとして掲げられている項目のうち私は「安全で安心してくらせる神奈川の実現」に向けた施策に注目しました。これらの一般会計当初予算案として約1516億円が計上されています。新規事業として犯罪被害者等の見舞金制度の創設があります(予算案額5000万円)。

「殺人など故意の犯罪行為により不慮の死を遂げた被害者の遺族及び重症病を負った被害者、並びに自宅等での犯罪被害により、転居を余儀なくされた被害者等に対して、経済的負担の軽減を図るための見舞金を給付する」と規定されています。額は死亡70万円、重傷病40万円、転居20万円の3種類が考えられています。

緊急災害対策

1月1日の能登半島地震を踏まえた「緊急災害対策」として1億3593万円が急きょ盛り込まれました。衛星通信システム(27台)、水循環式シャワー(6台)の導入、携帯トイレ、非常用電源、簡易ベットの備蓄拡充などです。同地震は本年度に策定される県の新たな地震防災戦略にも反映されることになっています。

その他の施策

他にも「特殊詐欺被害対策強化」「かながわ性被害・性暴力被害者ワンストップ支援センター支援」「消費者教育の推進」「交通安全施設の整備」なども充実化され、「タクシー不足に対応する神奈川版ライドシェアの推進のため三浦市で実証実験を行う」などの施策が盛られています。

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