「令和6年度神奈川県予算案」審議中

2月13日から3月25日まで開催中の県議会第1回定例会では、県民生活に密着した事業の6年度当初予算案が提案されました。一般会計に2兆1045億円、特別会計は約2兆2469億円、企業会計は約1603億円、3会計の総額は約4兆5117億円となり一般会計は2年連続の減少となりました。

これは新型ウイルス感染症の5類移行に伴う対策費の大幅な減縮によるもので、予算規模では過去3番目のものとなります。借金に当たる県債の新規発行額は約1074億円にとどまり、2024年度末の累積県額は約2兆8820億円となり3兆円台を切ることになります。

予算案による施策の重点項目は9項目

※以下主な取組み※以下主な取組み

重点1 子ども・子育てへの支援 <1806億9596万円>

●妊娠・出産支援●小児ひとり親家族などへの医療費助成 ●私立高等学校生徒学費補助の拡充など

重点2 教育の質の確保と学びの充実 <366億5493億円>

●教員の働き方改革の推進●県立教育施設整備の推進●不登校対策の強化

重点3 未病改善の取組み及び医療・介護施設の推進 <1512億2018億円>

●介護・高齢者支援施策の推進●医療DXの推進 ●救急医療相談●救急医療相談(#7119)の全県展開

重点4 行ってみたい神奈川の魅力づくり<14億3542億円>

●三浦半島魅力最大化プロジェクト●スポーツを通じた地域の盛り上げや障がい者スポーツの推進

重点5 県内経済・産業の活性化 <195億3228億円>

●中小企業の生産性向上の支援●労働力不足への支援●農林水産業の活性化 ●ロボット社会実装の加速化

重点6 脱炭素社会の実現に向けた取組 <153億9990万円>

●中小企業の脱炭素化の取組への支援●EV・FCVの導入促進 ●CO・吸収源対策

重点7 共生社会実現への取組及び生活因窮者への支援 <914億2775万円>

●共生社会実現への取組●重度障がい者医療費・外国籍県民等福祉給付金への助成 ●ケアラーへの支援

重点8 安全で安心してくらせる神奈川の実現 <1516億9269万円>

●災害に強いかながわ」にむけた取組み。犯罪や事故などのない安全で安心なまちづくり

重点9 県民目線のデジタル行政の推進 <234億9271億円>

●くらしのデジタル化 ●行政のデジタル化

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